セッションに行こう! ジャズ、ノンジャンル、ヴォーカルセッション

こんにちは!
シンガー / ソングライターのMichelleです。

私は主にポピュラーソングを作り、ピアノの弾き語りをするSinger-songwriterですが、
しばしば、Jazz sessionに参加するため、Jazz の歌い手だと思われていることがあります。
Youtubeの動画をご覧になった方から、
「Jazzのライブ活動が多いのですか?」と聞かれることもあります。(汗)

そんな時、私は、
「いえいえ!あれはセッションの様子を録画したものです。」
とお答えするのですが、
「セッションって何ですか?」
と聞かれる事が少なくありません。

先日は、メジャーデビューしている若い男性シンガーから
同様の質問があり、驚きました。
彼は自ら製作したカラオケ音源を伴奏に歌ったり、
決まったバンドの演奏で歌うことを常としており、
洋楽も歌えど、Jazz はあまり歌っていない様子。
ジャズミュージシャンとの接点があまり無いので、
巷のそこここで、Jazz session が日常的に行われているとは、知らないようでした。

なるほど、プロ活動をしているミュージシャンであっても、
セッションに参加したことのない人にとっては、
「セッション」は「未知なる世界」なのですね。

そこで今日は、
ヴォーカリスト目線で「セッション」とはこんなイベント、
という記事を書いてみようと 思います。
これから、セッションに参加しようとい方の参考になれば、幸いです。

目次
1.  セッションとは何か?
2.  セッションに必要な楽譜
3.  リズムスタイルと テンポ
4.  セッション参加にかかる費用
5.  まずは訪れることから

1. セッションとは何か?

音楽の世界のセッションとは、本来、一緒に演奏するという意味ですが、
ここで取り上げている「セッション」とは、生演奏のできる店で行われる、一般参加型のイベントのことです。
ロック・ブルース セッション というジャンルもありますが、
今日は、ジャズ系のセッションに絞って書きます。
ジャズ あるいは ノンジャンル、(オールジャンル)セッションでは
大抵、ジャズの素養のある経験豊かなミュージシャンがセッションリーダーとして、演奏をリードします。
お店によって、多少違いはありますが、多くはセッションリーダーが進行をつとめます。
演奏に参加したいお客は、名前とパート名(楽器名 や Vo.)を聞かれ、自分の演奏する順番を待つことになります。

曲目と その日集まった楽器の人や歌い手の様子を見て、セッションリーダーが一緒に演奏する人を決めます。

2. 楽譜について

ジャズの場合、楽器の人は黒本と呼ばれるJazz バイブル(楽譜集)が使って演奏する事が多いです。
スタンダードジャズを中心に、リードシートがコンパクトに収められています。
ヴォーカル用の白本と呼ばれるJazzバイブルも出版されています。

 

 

 

リードシートとは、メロディーとコード進行を記したシンプルな楽譜のことです。
Jazz バイブル(楽譜集)はメインのC譜(私たちが通常目にする楽譜)の本の他に、移調楽器の人たちのために、同じ内容の楽譜がEb管用やBb管用(注)に書かれたものも存在します。
ヴォーカル用の白本はC譜で書かれています。

セッションをするためには、同じ譜面で演奏する必要があるため、参加者は演奏する曲の楽譜を4~5部用意します。

移調楽器を演奏する人は、自分の楽器用の移調された譜面と、その他の楽器や歌の人のためにC譜も用意するそうですよ。
そのように、楽譜を用意しなければならないことが手間なので、スタンダードジャズは、黒本(バイブル)に即してセッションすることが多いのです。

ヴォーカリストが参加する場合には、自分の声の高さにあったキーの譜面を演奏する人数分(4部くらい)用意します。
ですので、キーによっては演奏が難しい楽器も出てくるため、歌の伴奏に慣れているピアニスト、あるいはギタリストがいるセッションが参加しやすい、ということになります。

さて、ここで私の失敗談をひとつ。
私がセッションに通い始めた頃、いわゆるセッションの常識を知らずに、楽器人たちをしばしば困惑させておりました。
それは、長い譜面を持参したこと。
セッションは普通、譜面を渡して初見で演奏してもらうものなので、譜面台に乗る長さ、
A4サイズ3枚ぐらいまでのシンプルな楽譜が好まれます。
前述のリードシートが、まさにそれにあたります。
また、暗めの照明の下で演奏されることも多いので、見やすい譜面に越したことはありません。
特にコード名は黒くはっきり、できれば大きめにかかれたものを用意すると良いでしょう。
Jazzを演奏するミュージシャンは、即興演奏を楽しむ技量があるので、分かりやすい譜面を用意できれば、ぶっつけ本番のセッションで、より良い演奏をしてもらえる可能性が高くなります。
ヴォーカリストは楽器の人達とは少し違い、自分の声に合わせて、最適なキーを常に模索しています。
一度、キーを設定しても、声の調子や気分によって、キーを変えて歌うことも有ります。
手書き譜でももちろん良いのですが、譜面作成ソフトを使ってデータ入力しておくと便利です。
一度データを入力しておけば、キーの違う譜面を作るのもワンタッチで済みますし、譜面を紛失した時にも泣かずに済みます。
セッションはしっかりした譜面さえあれば、何とかなる、と言っても過言ではありません。
長い目で見るなら、譜面作成ソフトを学んでおいて損は有りません。
譜面を作成してくれる有料サービスもあります。

3. リズムスタイルと テンポ

いざ、演奏。
まず、どのようなリズムスタイルでやるのか? 4ビート、8ビート、ワルツ、ボサノバ、バラードなどなど。
テンポはどのくらいか?
間奏をどの楽器がやるか?(複数の楽器がソロを回す場合、大体の決まりがあるようです。)
ヴォーカリストは何コーラス歌うのか? 間奏の後は、どこから歌うのか?(サビから、あるいは頭から)など
セッションに通って、何度か経験するうちに、ルールが少しずつわかってきます。

私が未だに難しいと感じるのは、自分が歌いたいリズムスタイルを伴奏者に伝えることですね。
同じ言葉を使っても、ミュージシャンによって、伝わり方が違います。
そんな時は、「こんな感じで歌いたい。」ということを、ワンフレーズ歌って伝えるのがオススメです。

4. セッション参加にかかる費用

さて、セッションにかかる費用について、少し触れますね。
費用は、私の経験上、ミュージックチャージが1000円〜2000円 ➕ 1ドリンク以上の飲食費 というのが相場かな? と思います。
中には、ミュージックチャージ0円 ➕ 2オーダー以上の飲食費 というセッションもあります。

5. まずは訪れることから

セッションは演奏に参加せず、観覧(見学)も出来ます。
セッションは大抵、お店によって、第○何曜日は〇〇さん主催のセッションなどと決まっていることが多く、
セッションホスト(お客ではなく、演奏はもちろん、その日のセッションが上手く回るよう気を配るミュージシャン)の形態はまちまちです。
私が参加したことのあるセッションは、ピアノのみで合ったり、ピアノとベース、ベースとギター、ピアノとベースとドラム、ピアノとギター、などなど。色々なセッションに参加して見ると、自分に合ったところが見つかりますね。
セッションで知り合った人同士、情報交換も盛んなので、参加しやすいセッションは ほどなく見つかることでしょう。ちなみに、私は、ノンジャンル(オールジャンル)のヴォーカルセッションに参加することが多いです。
そこでは、ジャズ、ポップス、シャンソン、ミュージカル、カンツォーネ、ロシア民謡、歌謡曲、クラシック、オリジナル曲など、様々なジャンルの歌が飛び交っております。

ヴォーカリスト目線で書いた記事ですが、いかがでしたでしょうか?

まとめ
1.  セッションは誰でも参加できる音楽イベントで、ジャズ系、ロックブルース系がある。
2.  セッションには、リードシートと呼ばれる楽譜が4部ほど必要。
3.  リズムスタイルと テンポ : 伝え方に迷ったら、ワンフレーズ歌ってみて。
4.  費用は大体、ミュージックチャージが1000円〜2000円 ➕ 1ドリンク以上の飲食費
5.  見学・参加して自分に合った所を見つけよう。

Jazz sessionとは何ぞや? と思っていた方、参加してみたいけれど敷居が高い、と思われている方、参考にしていただければ幸いです。
また、大抵の店が見学のみの方も大歓迎で、チャージも演奏する人よりお安い場合がほとんでです。
是非、気軽に訪ねてみる事をお勧めします。

最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。

 

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